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ある理想的な休日についての物語

起きたのは10:30。
昨夜は、休日の前日でビールを飲み、リビングの座椅子で一眠りしたあと、3時くらいまで本を読んでいた。
よくあること。言ってしまえばクセのようなものである。

外は曇り。家の中はうすら寒い。
うすら寒いということばは、自分にまとわりついて離れないような、そしてじわじわと時間をかけて弱らせていくような、そんな寒さを指しているようで、とても嫌いだ。

さっきまでの布団の温もりを一瞬にして失った僕は、この冬にむけて買ったガスヒーターのスイッチを入れる。
すぐに暖かくなるという点では、とても優れていると思う。

たわむれ程度にギターを弾く。

ふと思い出す。今日は旅行代理店に行くつもりであったのだ。

代理店の場所を調べ、そのついでに昼食と買い物をすませようと考えた。
昼食は、もう一度行ってみたいと思っていたらーめん屋に決めた。

出発前に筋トレ。
シャワーを浴びて(ついでに風呂掃除もして)、車で出かける。

結局らーめん屋は混んでいたので、行き先を牛丼屋に切り替える。
期間限定の定食がうまい。

代理店までは少し距離がある。
カーステレオからはThe Beatlesの『Rubber Soul』。お気に入りは、Norwegian WoodとNowhere Man。

途中、この間数年ぶりの再開を果たした相手について考えていた。特にその褒められない人格と彼の行く末について。
それはおせっかいという類のものではなく、もっとシンプルにそしてエゴイスティックに、自分をその人物と対比させていただけのものであった。

その延長なのだろうか。
僕の思考はまた別の人物のことについてへと移行していった。
この前の金曜日、僕に大事な一言をくれた、とても大切な人について考えた。
そして切なくなった。

フロントガラスには小さな雨粒。
動かしたワイパーが、ぼやけた視界を人工的にこじあける。

代理店での用事を済ませ、本屋へ向かう。

17:00。もう外は暗い。
村上春樹と白石一文の小説を数冊買って、家路に着く。

18:10、この文章を書く。

この後、さっき買ってきた中でも一番気になっている村上春樹の本を少し読み、
妻が仕事から帰ってくるのを待って、夕食を食べに行く予定だ。
カーステレオからは、妻の好きなジャズが流れていることだろう。



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2008/11/30(日) | ワーク | トラックバック(0) | コメント(1)

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2008/12/01(月) 00:59:49 | | [ 編集]

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